◇函館記(05/12/30〜06/01/02)その2◇


■12月31日(大晦日)

6時にモーニングコールが鳴り響きました。
けど結局30分まで2度寝。だって眠いもん!

昨夜は気づかなかったけど、ロビーと食堂から見える景色がまた凄いのです。
旅館自体が海に面しているところで、海側の壁は一面ガラス張り。雄大でした。
天気がいいときは青森の部分が見えましたー。


*スキー場へ
観光バスで1時間の七飯スキー場へ。父と姉と私と弟の4人。
兄と母は体調の問題で観光+土産下見のほうへ。
ANAの観光ツアーで行ったのですが、JALに人気が集中しているようで、観光バスがウチら家族だけで私物化状態。笑。
どうやらスノボの有無が関わっている様子。

しかしいやはや、スキーは実に6年ぶりです。
空気といい雪の積もった足場といい、当時の感覚を思い出しますねー。

と、バスに乗り込んだ後で唐突に父が「デジカメ持ってきたか?」と私に聞く。
? なんで要るの?的に聞き返すと呆れられました…えー??

当時の感覚を思い出した、という事で当時の状況もほぼ再現されているわけで…
当時は頻繁にカメラを持ち歩く事は無かった…ってことで

おそらくデジカメなんて必要ありませんという結論に至り、スキーに行く準備をしていた事が判明。

…えーと。

ゴメンなさい(ぺこり)
*というわけで、このページには添付できる画像がありませんー。うわー寂しー。


移動中は父が運転手さんによく話しかけておりました。
湖が凍ったとかそこでスケートができるとか、駒ヶ岳と周辺地域の歴史とか、いろんな話を聴けました。

通りすがりのマク○ナルドの店の外に、ド○ルドがベンチに腰掛けていました。
が、その周りには立ち入り禁止のロープが…寂しいねぇ。氷柱注意の対策かな?
あと、「すべる」と書いてあった標識が気になってしょうがなかった。あの車のすべり具合の表しっぷりがなんともいえない。
*雪国にお住まいの方には馴染みのあるものだと思いますが、こっちでは全く見れないので珍しいなー、と。


*スキー場
到着。うわー人少ねー。
*そりゃ、大晦日の午前だし…笑


入り口付近でスキー用品をレンタル。
スキー板を装着して、少し練習したのち傍にあったゴンドラへ。

姉:流石は北海道。ゴンドラを使うとはスケールが違う
私:板外すんかー…ちっ面倒な事するんやなぁ


…そんな全く逆のベクトル思考な二人が共に乗り込みました。

けれども、やっぱり北海道のスキー場ではリフトじゃなくてゴンドラなのかなー、と思っていたら、
なんだかかなり高い所まで上がっているではありませんか。
相席した方々に聞いたら、なんとこのゴンドラで滑るコースは

 4 km 

その言葉を聞いて 大 い に 慌 て る 。
一応スキーは中級と上級をうろうろしていて感覚が残っているとはいえ、6年のブランクの影響の有無に少し焦りました。
姉に至っては10年ぶりという話(笑)

ノッテしまったものはしょうがないので、到着するまで相席したオジさん方としばしお話しました。
大阪人と明かしたときに言われた事が「大阪人にしては静かすぎる」でした…。
*ええ、よく言われますよ。少し前に会った小学校の頃の同級生にすら言われた事がありますゆえ。

そしていざ到着。後で知りましたが、ゴンドラ終着点は標高920mの頂上付近ということでし た よ…!
意外と子供も滑っていたので、なんだ大丈夫か、という事で滑り降りました。
…滑るの遅いですね姉上。一応何度か途中で待ちましたが、3度目あたりで見捨てました(酷)
スキー場は眼前に駒ヶ岳を見据えるコースでして、この日の山はとても綺麗でした。デジカメ持ってくるの忘れて後悔…

いきなりこのようなコースを滑ったのでちょっと休憩しつつ、そこらで練習しているであろう父と弟をぼんやり探していました。
姉がやっと到着したので、父と弟が見当たらない事について話す。

「もしかしてウチらみたいに間違えて、ゴンドラ乗ったかもなー」
「そうやったらオモロイなー」


揃ってアハハウフフ。笑。

…といいつつ、その可能性が大いにありうるという結論に至りました。
買Aカンがなー!弟は初心者なのに、父の補助があったとしても降りれるわけがねぇぇ!!


…とりあえず携帯で連絡を。その時は繋がらなかったけれども、すぐに返事が返ってきました。

「ゴンドラ乗ってしまった。今降りてる」


爆 笑 。


父は約30年ぶりのスキーで、しょっぱなに滑ったのがあのコースというわけでして…
急いで降りたのか、コースの途中でサウナにでも入ってきたのですかと言わんばかりの汗だくでした。お疲れ様(;´Д`)

弟はスノーモービルで送られてくるので、その間に休憩。休憩所のベンチでついうっかりうたた寝。
舟漕いでるとツッコまれる事を避けていたので堪えてたんですがねー。やっぱり睡眠不足ですね自分。
きっと今日は眠れるさ。


*午後
休憩を兼ねてお昼に向かいました。お昼はカレー。
そうですよ、このカレー&うどん屋のせいで、裏のリフトが見えなかったという…

そして食べ終わってもうひと滑りする前に、用を足そうとお手洗い。
トイレ個室にて、スキー帽とゴーグルを外して棚に置く。
しかし、帽子と一緒に持っていたはずのゴーグルが見当たらない。来るときに落としたのかなーと思い、下を見ると。
……確かに落ちていました。


便器の中に。



ホールインワン。



用を足す前だったのが救いです……

けれども流石に便器に落ちたゴーグルをつけてスキーをするのはイヤなので(笑)
今日はもう滑らないという父に話して、ゴーグル取り替えてもらいました。
しかし父、かなりお疲れのようだが、体のほう大丈夫か?
ゴンドラに再挑戦したり、今度はちゃんとリフトを乗ったりと適当に滑ってこの日のスキーは終了。

*しかしこのスキー場、同じ曲を延々と流していたもんだから聴く分には結構飽きてました(笑)
明日は元日だから、正月っぽい音楽流してくれるかなー、と姉と話していました。


またまた姉との会話。
この旅行中、姉は母に以前から放置されていたハリポタ3巻を読ませる予定だったようです。
姉「けど、本当に読むと思う?」
私「もしかしたらちびまる子ちゃん見てるかもな」

再び爆笑。
しかし、この予言が現実のものとなるとは(ぉ

帰りのバスでの途中、一台の車が道路から農場のほうに横転しておりました。大丈夫か!?
雪国の方々、氷結した道路にはお気をつけくださいー。


*旅館到着
帰ってきたときには、母も兄も戻っておりました。函館市場に行ってきたようです。

テーブルに置かれたGABA缶二つ(私ビター、姉ミルク)を見た兄のセリフ。
「おまえら函館まで来てストレス対策か!?」
いいじゃんGABA美味いじゃん。ちなみに二人ともビター派です(どうでもいい話)

そして、朝に父が頼んだという「ドンペリ」が。おぉ、これが噂の…
というか、奮発しすぎ!!怖いから!!

*そのドンペリ、元値は1万6千?4千?だという話でしたが(それでも高いよ…(((゜Д゜;)))ガクガクブルブル)
その場所が卸売りという事と、
他(近場)ではもうないかもという事と、
大晦日という事と、
おまけ、という事で1万1千円。
しかも、こちらからは値切ってもいないのに↑の順序で店主の方が勝手に値切ってくれたようです(笑)


お風呂のあとの夕食と共においしく頂きました。夕食は女部屋で全員集まっての食事。


そういえば「部屋の窓からの景色が綺麗」と一日目に書きましたが、この日からはなかなかにしょぼかった、です。

もしかして、
函館の夜景観光が無い効果では……(笑)

「夜景のためだけの電飾はしていない」という話ですが、函館市民の意識下にはしっかり染み込んでいるのだと思うのですよ。


*その後
日付を越えた辺りまでテレビ。この間だけやたらと日常的でした。
○コ大の時の「この子がレ○ード大賞?世も末やな」という母の辛辣な発言が忘れられません。


この日はぐっすり熟睡でした。
が、父がやたらと力説していた「正月に関東で大地震が起きる」という言葉の影響からか、この日に私が見た夢は、
テレビ画面に映し出される、全国に一斉に起こった地震の震源地(数箇所)や震度などの地震情報だったという…



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