◇倫敦精霊探偵団 考察1◇


基本的に紙媒体での資料が無くて謎だらけな倫敦の人々について。



■2005年2月18日 …つぶや記ログにて

機械メイドと楊宋元。
プレイ中のセリフから感じた事ですが、二人とも心を持ったきっかけは機械仕掛けであることの「寂しさ」だったと思います。


人とは違うけれど、他の機械とも違うことが寂しさの理由になるのかな?と私は未だに疑問に思っていますが。
けれどヴァージル曰く、機械メイドは「寂しくて」「泣いていた」らしいですしね。

機械メイドの場合、もしかしたら内蔵歯車の故障による暴走が、彼女の魂が生まれたきっかけなのかもしれませんね。
『暴走』というものは自らが望んだことではなく、意思とは無関係な行動でありますから。

*それを考えたら、彼女の「機械」としての「お辞儀」も意思とは無関係の行動なのだろうか?
…でも機械メイドちゃんは仮にも「メイド」だから、その辺は大丈夫という事でw



楊宗元は『機械仕掛け』という事に加えて、守るべき主がいなくなったことも加わるのだと思います。
「影武者」というのが彼の存在理由だったから。
主無き影武者−その現実の前に、己の存在を維持するためにはどうすればいいのだろう。
そんな彼の立場を理解する人間は、周囲にはもちろんおらず、周りの怪人結社を中心とした人間には分かりあえない“心”。
彼自身のはっきりした存在理由を断定できない彼の魂は、彼が「楊宋元」で有り続けていた間にも、 その心をどこに向けていいのか分からずに長い時を過ごしてきたのだと思います。

ついでに、周りに居た従者みたいなのも彼の魂が呼び寄せたのかな、と思っています。
魂が解放されたときに一緒に消えましたから。
一人でいることの寂しさから解き放たれた、そうとも感じられました。



だから二人とも惹かれあったのだと。
けど、それは強い心ではなくて、ただ寂しさを分かり合える心を共有している、
むしろ、ただただ傍に居て欲しいだけ、という事だけ。

*やはり、ここらは人間とは違う部分もあるのだと思います。
二人とも、まだちょっと目に見えるような心は希薄っぽいような気がしますから、 そんなに考えを押せるような感じではないかなぁ、というのが私的意見。
恋愛の類とは違うように表現したい。



*外見イメージ …2人を描く場合におけるこだわり

機械メイド
彼女を描く時は、笑っているのか無表情なのかその微妙なところを表現したいです。
ゲーム中、万博会場にて、とある子供が機械メイドを指して「笑わなくなった」って言っていた事が印象的でした。

機械メイドはとてもかわいいと思ってますよ!ええもう、健気で!メイドで!!(ぉぃ)
けれど、私は機械メイドが表立って表情を出せるとは思ってはいません。
最初から無表情なのですよ。『人形』だから。
魂があるからほんのりと表情を感じられる、といった感じで、自分は表現していきたいと思っています。
あと、髪は金属ハリボテっぽくする事を心がけたいです。


楊宗元
一度きちんと描いてみたい方です。
彼は時代的に見て木製の人形かな?と思っているので、魂が肉付けされているような感じだと考えています。
彼の場合は、無表情で。人の顔をしているけど無表情。魂だけが強く怨念のように生きている感じで。
感情の起伏もそれによって押し出されない、という感じでしょうか。




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